【保険業務BPR】⓪構想策定アプローチ(例)
- 1月14日
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更新日:2月17日


保険会社の業務部門において、次期3か年計画等の事業計画を作成する際に、ITソリューション等を活用して既存業務を効率的にする取組の企画を行うケースがたくさんあります。クライアントとなる保険会社が事業計画を検討するインプットとすべく、コンサルティングファームに発注し、構想策定フェーズとしてプロジェクトを進める大きな流れを整理しました。
ちなみに、保険業界は国内の他産業と比較して規制が厳しい業界となるため、マイケル・ポーターの競争戦略論がそのままの形では成立しにくく、各社が取り得るポジショニングは限定されます。具体的には、①コストリーダーシップ戦略、②差別化戦略、③集中(ニッチ)戦略という3つの基本戦略がありますが、保険商品の制約(承認認可制やプライシング規制)、販売チャネルの制約、財務健全性の制約、業務範囲の制約等があるため、極端な低価格化や業界の枠を超えたサービス提供が難しい傾向にあります。(もちろん販売チャネルや顧客セグメントを限定してポジションを取るケースもあります。) なので、「戦略の違い」よりも「業務運用力の違い」が優位性につながる傾向が比較的強いと考えています。つまり、他社との差別化要因となるのは、業務効果/オペレーションエクセレントだと言え、業務効率化によるコスト構造やサービス品質が重要になるので、業務部門での業務見直しやベストプラクティスの導入が今後も必須になることでしょう。
現状業務の整理 BPRの目的を定義し、検討スコープを合意 マニュアルやインタビューを通して、現状の業務プロセスを整理 作業者や使用しているシステム・ツールを洗い出し 主なアウトプット: As-Is業務プロセス/役割分担(RACI)/関連システム・ツール一覧 等 詳しくはこちらへ 「①現状業務の整理」
課題・ニーズの洗出し 業務データと業務担当者インタビューをもとに業務プロセス上のペインポイントを把握
他社とのGapも踏まえ、解決する課題・ニーズを整理 主なアウトプット: 課題・ニーズ一覧/業務コスト(件数・時間・工数)/インタビュー議事録 詳しくはこちらへ 「②課題・ニーズの洗出し」
To-Be検討/ソリューション調査 業務プロセス上のボトルネックを解消するソリューション候補を調査
課題解決に資するソリューションや他社事例をもとに打ち手案を整理 主なアウトプット: 目指す姿(全体像)/課題への打ち手/ソリューション事例 詳しくはこちらへ 「③To-Be検討/ソリューション調査」
目指す姿/施策内容具体化 今後取組む施策として、取組内容を具体化
各打ち手における目指すべき方向性としての共通認識とするため、打ち手が実現がした際の “業務の将来像”を定義 主なアウトプット: 施策一覧/新たな業務イメージ 詳しくはこちらへ 「④目指す姿/施策内容具体化」
費用・効果概算 必要に応じソリューションベンダーとのMTGを行い、ソリューションの実現性や費用感を整理。各施策ごとの効果を概算
費用対効果を踏まえて、施策の優先順位付け 主なアウトプット: 費用概算/効果概算/施策の優先順位 詳しくはこちらへ 「⑤費用・効果 概算」
実行計画 全体の取組計画として、ロードマップ案を整理
直近の取組内容を作業化した上で、スケジュールや体制図を実行計画として取りまとめ 主なアウトプット: ロードマップ/次年度スケジュール/体制・役割/検討事項一覧 詳しくはこちらへ 「⑥実行計画」



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