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保険業界の知見・ナレッジ
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下記のコンテンツの中から弊社の保険業界の知見・ナレッジをご覧ください


生命保険業界の関連団体
生命保険業界は、生命保険会社だけで成り立っているわけではありません。業界共通のルールづくり、募集人の教育・試験、消費者からの相談・苦情対応、破綻時の契約者保護、保険数理の研究など、それぞれの領域を支える関連団体が存在します。生命保険会社のシステム開発・BPR・PMOなどのプロジェクトに携わる場合にも、こうした関連団体の存在を理解しておくことは重要です。すべての団体と日常的にシステム連携が発生するわけではありませんが、募集人の資格・登録管理、外部基準への対応、調査データの活用、破綻時の契約データ移管などを通じて、業務要件やシステム要件に影響することがあります。 主な関連団体は、次のように整理できます。 分類 主な団体 業界全体の制度・調整 生命保険協会 破綻時の契約者保護 生命保険契約者保護機構 消費者教育・調査 生命保険文化センター 保険数理の専門職 日本アクチュアリー会 営業職員の教育・研鑽 生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会 保険仲立人 日本保険仲立人協会 少額短期保険 日本少額短期保険協会 学術研究 日本保険学会 国際交流・人材育成.
3 日前読了時間: 13分


生命保険会社が破綻したら契約はどうなるのか
生命保険は、10年、20年、場合によっては一生涯にわたる金融商品です。それだけに、「もし加入している生命保険会社が途中で破綻したら、これまで払った保険料はどうなるか」、「死亡保険金や入院給付金は受け取れなくなるか」など、不安に思うかもしれません。 結論からいうと、生命保険会社が破綻しても、その瞬間にすべての保険契約がなくなるわけではありません。日本には、契約者を保護する仕組みがあり、救済保険会社への契約移転などによって、原則として契約の継続が図られます。救済保険会社が現れない場合でも、「承継保険会社」や生命保険契約者保護機構が契約を引き受ける仕組みがあります。 ただし、ここで注意したいのが、「契約が続く」=「破綻前とまったく同じ条件で続く」ではない という点です。今回は、生命保険会社が破綻した場合に契約者の身に何が起こるのか、4つのケースを通じて見ていきましょう。 1. 生命保険会社が破綻しても契約はすぐには消えない 日本国内で生命保険業を行う生命保険会社は、生命保険契約者保護機構に加入しています。 2026年4月1日現在、その会員数は41社です
5 日前読了時間: 11分


生命保険会社の変遷(自由化以降)
この記事では、自由化以降に生命保険会社がどう姿を変えてきたのか、その「変遷」を整理していきたいと思います。整理していて思ったことは、生命保険業界は、損害保険業界のような「再編」はしていない、ということです。 損害保険業界は、十数社が3つのメガ損保グループへと集約される、劇的な再編を経験しました。ただ、生命保険業界では、会社が合併で消えていくというより、大手・中堅生保がグループ内に別会社を設立・買収して「拡大」していく傾向が強く、自由化前と比べてむしろ会社数は増えています。一方、経営が苦しくなった会社は外資系の受け皿へと引き継がれ、昔からの会社も名前を変えて存続している例が多く見られます。損保のような極端な寡占市場にはなっていないのです。この記事では、変遷図(サムネイル)の分類に沿って、調べてわかったこと・気づいたことを順に見ていきます。 その前に、なぜ「破綻」が起きたのか 変遷を追う前に、1990年代後半に相次いだ生命保険会社の破綻について、背景を簡単に触れておきます。バブル期、生命保険会社は高い予定利率、すなわち保険料の計算上あらかじめ見込む運
9月4日読了時間: 7分


保険自由化が生命保険業界に与えた影響
戦後、日本の保険業界は長らく「護送船団方式」のもとで発展してきました。各社の商品には大きな違いがなく、生命保険といえば営業職員(生保レディ)が家庭を訪問し、一人ひとりに保険を提案するという販売スタイルが当たり前の時代でした。 1996年の保険業法改正を契機とする「保険自由化」は、その常識を大きく変え、医療保険やがん保険では外資系を含む生保会社・損険会社が競争するようになり、銀行でも生命保険が販売されるようになりました。さらに、来店型保険ショップやインターネット販売が普及し、契約者自身が複数の商品を比較して選ぶ時代へと変化していきます。 今回は、1990年代以降の保険自由化が生命保険業界にもたらした変化を「制度」「商品」「販売チャネル」という視点から振り返ります。 1. 「営業職員」が主役だった時代(~1995年頃) 戦後から1990年代半ばまで、日本の生命保険業界は護送船団方式のもとで運営されていました。監督官庁による厳しい行政指導の下、各社は横並びで事業を行い、価格競争や過度な商品競争はほとんどありませんでした。販売の中心は営業職員であり、生命
8月25日読了時間: 7分


戦後、生命保険はどう家庭に広がったのか - 「生命保険大国」日本をつくった営業職員 -
前回は、明治時代に西洋から生命保険という仕組みが伝わり、日本で近代的な生命保険会社が誕生していった歴史をたどりました。しかし、生命保険会社が存在することと、多くの人が生命保険に加入することは同じではありません。生命保険が本当の意味で日本社会に根づいたのは、第二次世界大戦後のことです。戦後の混乱から復興し、高度経済成長を迎えた日本では、生命保険は急速に一般家庭へと広がっていきました。その普及を支えた大きな存在が、家庭や職場を一軒一軒訪ねて保険を販売した女性の営業職員、いわゆる「生保レディ」です。現在ではインターネットや保険ショップ、銀行、代理店など、さまざまな場所で生命保険を契約できます。しかし、かつての日本では「生命保険は、人が人に会って売るもの」という時代が長く続きました。 今回は、戦争で大きな打撃を受けた生命保険業界がどのように再出発し、やがて日本が「生命保険大国」と呼ばれるほど保険が普及していったのかを見ていきます。 1.戦争ですべてを失った生命保険業界 1945(昭和20)年、日本は終戦を迎えます。戦争による被害を受けたのは、生命保険会社
8月18日読了時間: 11分


日本における生命保険の歴史 - 西洋から伝わり、日本独自の発展を遂げるまで -
前回の記事では、生命保険が古代の相互扶助から始まり、統計学や確率論の発展によって近代的な制度へ進化した歴史をご紹介しました。しかし、どれほど優れた制度であっても、それだけでは社会に定着しません。日本人にとって「生命保険」という考え方は、どのように受け入れられ、現在の「生命保険大国」と呼ばれる国へと発展していったのでしょうか。 今回は、西洋で生まれた生命保険が日本へ伝わり、明治時代から戦前にかけて独自の発展を遂げるまでの歩みをたどります。 1.福澤諭吉が日本へ紹介した「生命保険」という考え方 日本で初めて生命保険を紹介した人物として知られているのが、慶應義塾の創設者・福澤諭吉です。1867年(慶応3年)に出版した『西洋旅案内』では、銀行や郵便制度、株式会社と並んで、西洋の「保険」という仕組みを紹介しています。福澤は保険を「災難請合(さいなんうけあい)」と表現し、多くの人が少しずつお金を出し合い、不幸に遭った人を助ける合理的な制度として説明しました。当時の日本では、まだ「生命保険」という言葉さえ一般的ではありませんでした。それでも福澤は、近代国家を築
8月18日読了時間: 6分


生命保険の起源 - 助け合いから数理へ発展した生命保険の歴史 -
生命保険は、いつ生まれたのでしょうか 生命保険は現代では当たり前の金融商品ですが、その歴史は数百年、考え方の原点までたどると数千年前にさかのぼります。 「もしものときに、残された家族を支えたい」という思いは、昔も今も変わりません。では、生命保険が存在しなかった時代、人々はどのようにリスクへ備えていたのでしょうか。 その答えが「相互扶助」です。互いに助け合い、困った人を共同で支えるという仕組みは、人類の歴史の中で古くから存在していました。 現在の生命保険は、この相互扶助の精神を受け継ぎながら、統計学や数学を取り入れることで発展した制度です。今回は、生命保険がどのように誕生し、近代的な制度へ進化していったのかを見ていきたいと思います。 1.保険よりも古い「助け合い」の仕組み 生命保険が誕生するはるか以前から、人々は災害・病気・死亡といった人生のリスクに備えて助け合っていました。代表的な例が、古代ローマのコレギア(Collegia)です。コレギアとは職業や信仰などを同じくする人々による団体で、その中には、会員が一定額を積み立てて死亡時の葬儀費用を共同で
8月18日読了時間: 5分


有配当保険と無配当保険 - 配当の有無が保険料と商品に与える影響 -
1.はじめに 生命保険の契約概要や設計書、保険証券などを見ると、「有配当」「5年ごと利差配当付」「無配当」といった記載があります。 有配当保険に加入している方のなかには、「有配当と書かれているのに、配当金を受け取った記憶がない」という方もいるかもしれません。しかし、有配当保険であっても、配当金は毎年必ず支払われるものではありません。決算の結果によってはゼロになるほか、配当金が保険会社に積み立てられていたり、まだ所定の受取時期を迎えていなかったりする場合もあります。 生命保険の配当金は、株式の配当金や預貯金の利息とは性格が異なります。保険料を計算した際の見込みと、その後の実績との差を契約者に還元する「保険料の事後精算」としての性格を持つものです。 今回は、有配当保険と無配当保険の違いに加え、「準有配当」と呼ばれることがある利差配当タイプの位置づけ、保険料との関係、商品を比較するときのポイントについて解説します。 2.生命保険の配当金とは 生命保険会社は、契約時点で将来の保険金・給付金の支払いや事業運営に必要な費用などを見積もり、主に次の3つの予定率
8月17日読了時間: 9分


【保険代理店業務_H】経営管理・バックオフィス(Corporate Infrastructure)
今回は保険代理店業務のうち、「H.経営管理・バックオフィス(Corporate Infrastructure)」について説明します。経営管理・バックオフィスは、代理店の経営状態、収益、資金、外部委託先、IT基盤などを管理し、事業を安定的に継続・発展させるための業務領域です。顧客への保険相談や契約手続きのように表から見えやすい業務ではありませんが、代理店が企業として存続し、顧客対応を継続するために欠かせない機能です。 保険代理店の主な収益は、保険会社から支払われる代理店手数料です。一方、顧客から領収した保険料は代理店自身の売上ではなく、保険会社へ精算すべき資金です。そのため、契約実績、手数料、保険料、会計上の売上を混同せず、それぞれを正確に管理する必要があります。また、代理店業務では顧客・契約情報を取り扱い、複数の保険会社や外部事業者、システムと連携します。事業規模が拡大するほど、外部委託先やITに依存する範囲も広がるため、平常時の効率だけでなく、情報漏えい、システム障害、災害などを想定した管理が重要になります 経営管理・バックオフィスは、以下の7
8月14日読了時間: 22分


【保険代理店業務_G】代理店内部管理 - 募集人・組織 -(Agent & Organization Management)
今回は保険代理店業務のうち、「G.代理店内部管理-募集人・組織-(Agent & Organization Management)」について説明します。代理店内部管理は、適切な保険募集を行うために、募集人の登録・資格・教育・権限を管理し、代理店の人員・組織・拠点を整備する業務領域です。また、保険会社との代理店委託契約や、代理店が取り扱う保険商品の管理も含まれます。保険代理店の業務は、個々の募集人の知識や判断、顧客対応に大きく依存します。そのため、募集人が必要な登録や資格を備えていることを確認するだけでなく、継続的に教育し、担当できる業務や利用できる情報の範囲を適切に設定する必要があります。さらに、店舗や営業拠点が増えるほど、責任者、報告経路、規程の周知方法などを組織として統一することが重要になります。 前回説明した「F.募集管理・コンプライアンス」が、募集ルールを定め、その遵守状況を点検・是正する業務であるのに対し、代理店内部管理は、そのルールに沿って業務を遂行する人員と組織の基盤を整える業務です。両者は密接に関係しますが、ここでは募集人・人事・
8月14日読了時間: 21分


【保険代理店業務_F】募集管理・コンプライアンス(Sales Compliance)
保険代理店の「募集管理・コンプライアンス」は、保険募集や顧客対応が法令、監督指針、保険会社のルール、代理店内の規程等に沿って適切に行われるよう、ルールを整備し、実施状況を点検し、問題があれば是正する業務です。B「募集(相談・提案)」が、顧客の意向を把握して商品を選定・提案する個々の募集実務であるのに対し、F「募集管理・コンプライアンス」は、その募集実務が適切に行われる仕組みを作り、代理店全体の募集品質を管理する役割を担います。 保険会社は、委託先である代理店に対して教育・管理・指導を行いますが、代理店自身にも、保険募集に関する業務の健全かつ適切な運営を確保するための体制整備が求められます。そのため、保険会社から提供されたマニュアルを募集人へ配布するだけでは十分ではありません。代理店の規模、取扱商品、募集チャネル、顧客層等に応じて、自社の規程や業務手順を整備し、実際に守られているかを継続的に確認する必要があります。 特に乗合代理店では、複数の保険会社の商品・事務ルールを取り扱うため、比較推奨方針、募集文書、募集記録、保険会社ごとの点検・監査等の管理
8月13日読了時間: 23分


【保険代理店業務_E】支払 - 保険金・給付金請求支援 -(Claim Support)
保険代理店の「支払」は、事故、病気、けが、入院、手術、死亡等の保険事故が発生した際に、顧客や保険金・給付金受取人から連絡を受け、保険金・給付金の請求手続きを支援する業務です。ただし、代理店が保険金・給付金の支払可否や金額を決定し、実際に支払うわけではありません。契約内容や事故・疾病の状況、請求書類等を確認し、支払査定、損害調査、支払可否・支払額の決定、送金を行うのは保険会社です。代理店は、顧客に最も近い窓口として、事故・請求の受付、契約内容の確認、必要書類の案内、保険会社への取次ぎ、進捗確認等を担います。 生命保険と損害保険では、請求のきっかけや対応内容が大きく異なります。生命保険では、入院給付金、手術給付金、死亡保険金、高度障害保険金等の請求が中心となり、契約者、被保険者、受取人が異なる場合もあります。一方、損害保険では、自動車事故、火災、自然災害、傷害、賠償事故等が対象となり、事故直後の安全確保、警察・消防への連絡、被害拡大の防止、ロードサービス等の初動案内が重要になる場合があります。また、保険金・給付金の請求は、顧客が保険の必要性を最も強く
8月12日読了時間: 17分


【保険代理店業務_D】契約保全(Policy Maintenance)
保険代理店の「契約保全」は、保険契約が成立した後、契約内容を正確に管理し、住所・名義・保障内容等の変更、満期・更改、保険料収納のフォロー、解約・失効、定期的なアフターフォローなどに対応する業務です。 前フェーズのC「計上(新契約)」で成立した契約は、その後、数年から数十年にわたって継続します。その間に、引っ越し、結婚・離婚、出産、転職、車の買い替え、建物の増改築、事業内容の変更など、顧客を取り巻く状況は変化します。代理店は、こうした変化を把握し、必要な契約変更を保険会社へ取り次ぎながら、契約を適切な状態に維持していきます。 生命保険と損害保険では、契約保全の性格が大きく異なります。生命保険では、数十年にわたる長期契約の中で名義変更、受取人変更、減額、特約変更、払済保険・延長保険への変更など、多様な保全手続きが発生します。一方、損害保険では、車両・建物等の保険対象の変更に加え、1年契約を中心に毎年大量の満期・更改対応が発生する点が特徴です。 保険会社が契約情報の正式な管理や変更処理を行うのに対し、代理店は顧客から変更や相談を受け付け、必要事項を確認
8月8日読了時間: 20分


【保険代理店業務_C】計上 - 新契約 -(New Business)
保険代理店の「計上(新契約)」は、募集(相談・提案)を経て顧客が加入する保険を決定した後、申込みを受け付け、保険会社による引受査定を経て契約が成立するまでを支援・管理する業務です。申込内容の確認、申込書・電子申込データの作成、告知手続きの案内、必要書類の点検、保険料支払手続き、保険会社からの照会への対応、契約成立の確認などが含まれます。 保険会社の新契約業務との大きな違いは、「保険を引き受けるかどうか」を最終的に判断する主体が保険会社である点です。 代理店は引受査定そのものを行うのではなく、顧客から必要な情報・書類を正確に受け取り、保険会社へつなぎ、査定結果や追加手続きを顧客へ案内する役割を担います。 また、生命保険の告知では、一般に生命保険募集人(代理店を含む)には告知受領権がありません。そのため、代理店が顧客に代わって健康状態を判断したり告知内容を作成したりするのではなく、告知の重要性や正しい手続き方法を説明し、顧客本人による告知を支援することが重要です。 ここでは、計上(新契約)を「申込手続き」「告知手続き支援」「申込書類点検」「保険料支払
8月7日読了時間: 14分


【保険代理店業務_B】募集(相談・提案)(Consulting & Proposal)
保険代理店の「募集(相談・提案)」は、顧客の状況や意向を把握し、必要な保障・補償を整理したうえで、取扱商品の中から顧客に適した保険商品を選定・提案する業務です。保険は、同じ商品であっても顧客の家族構成、職業、収入、資産、事業内容、既契約、将来への考え方などによって必要性が異なります。そのため、単に商品を説明するのではなく、顧客について知り、意向やリスクを整理し、その内容に沿って商品を提案することが重要になります。また、保険募集では、顧客が自らの意向に沿った商品を選択できるよう、必要な情報を提供し、意向を把握・確認することが求められています。特に複数の保険会社の商品を取り扱う乗合代理店では、どの商品を比較し、なぜその商品を推奨したのかを適切に説明できることも重要です。 ここでは、募集(相談・提案)を「顧客情報収集」「意向把握」「リスク分析」「商品選定」「比較推奨」「提案・説明」「募集記録管理」の7つに分けて整理します。 B-1. 顧客情報収集(Customer Information Collection) 保険提案の前提となる顧客情報を収集する業
8月6日読了時間: 16分


【保険代理店業務_A】営業企画・マーケティング(Sales Planning & Marketing)
保険代理店が、見込み顧客を獲得し、保険相談や商品提案につなげるための業務領域です。 営業方針・営業計画の策定から、Webサイト・SNS・広告・セミナー等を活用したマーケティング施策、見込み顧客や営業案件の管理、紹介元・提携先との連携までが含まれます。 保険会社の商品開発・マーケティングでは、保険商品の企画や市場全体に対する販売戦略を検討します。一方、保険代理店は、保険会社が提供する商品の中から自社が取り扱う商品を選び、自社の顧客基盤や営業体制に応じて「誰に・何を・どのように提案するか」を具体化します。 保険代理店には、保険専業代理店、来店型保険ショップ、金融機関代理店、自動車ディーラー、不動産会社、税理士・会計事務所との提携を基盤とする代理店等、多様な形態があります。そのため、営業企画・マーケティングの方法も代理店の業態や規模、顧客層によって大きく異なります。 本記事では、保険代理店の営業企画・マーケティング業務を、「A-1.営業企画」「A-2.マーケティング」「A-3.見込み顧客管理」「A-4.営業案件管理」「A-5.提携先管理」の5つに分けて
8月5日読了時間: 22分


保険代理店の主な業務内容
保険代理店の業務は、「見込み顧客を獲得する→相談を受けて商品を提案する→申込みを取り次ぐ→成立後の契約を管理する→保険金・給付金の請求を支援する」という顧客との流れに沿って成り立っています。これに加えて、適切な保険募集を確保するための募集管理・コンプライアンス、募集人や組織の管理、代理店の経営・収益を支えるバックオフィス業務も行っています。 本記事では、保険代理店の業務を、「営業企画・マーケティング」「募集」「計上」「契約保全」「支払」「募集管理・コンプライアンス」「代理店内部管理」「経営管理・バックオフィス」の8つに整理し、各業務領域でどのような業務が行われているかを解説します。 業務の全体一覧は「保険代理店の業務一覧」をご覧ください。 A.営業企画・マーケティング(Sales Planning & Marketing) 保険代理店が見込み顧客を獲得し、保険相談や商品提案につなげるための業務領域です。営業方針・営業計画の策定、マーケティング施策、見込み顧客・営業案件の管理、提携先との連携などが含まれます。 A-1.営業企画(Sales Plan
7月31日読了時間: 25分


保険代理店の業務一覧
保険代理店で行われている業務内容の全体像を、大まかに整理していきたいと思います。 保険代理店といっても、生命保険を中心に取り扱う代理店か、損害保険を中心に取り扱う代理店か、1社の商品を取り扱う専属代理店か、複数社の商品を取り扱う乗合代理店かによって、実際の業務内容は異なります。また、保険専業の代理店だけでなく、自動車販売店、不動産会社、金融機関などが本業とあわせて保険代理店を営むケースもあります。本記事では、こうした代理店ごとの違いを踏まえつつ、多くの保険代理店に共通する主要な業務を中心に整理しています。 まず、保険代理店の業務全体を、「営業企画・マーケティング」「募集」「計上」「契約保全」「支払」「募集管理・コンプライアンス」「代理店内部管理」「経営管理・バックオフィス」の8つに分けました。 このうち、「募集」「計上」「契約保全」「支払」は、保険会社の業務一覧でも使用している区分ですが、保険会社と保険代理店では担う役割が異なります。例えば、保険契約を引き受けるかどうかの判断や、保険金・給付金を支払うかどうかの査定は、引受保険会社が行います。保険
7月31日読了時間: 20分


生命保険会社一覧 - 日本で生命保険事業を営む会社 -
生命保険会社とは 日本における生命保険会社とは、保険業法に基づき、内閣総理大臣から生命保険業の免許を受けて、国内で生命保険事業を営む会社を指します。金融庁が公表する「生命保険会社免許一覧」によると、2026年7月現在、日本で生命保険業の免許を受けている生命保険会社は41社です。 生命保険会社の数については、「42社」と記載された資料もあります。これは主に、アクサ生命保険株式会社とアクサダイレクト生命保険株式会社が別会社だった、2024年3月末以前の会社数です。両社は2024年4月1日付で、アクサ生命を存続会社として合併しました。この合併により、生命保険会社数は42社から41社となりました。したがって、本記事では、金融庁が公表している2026年7月現在の生命保険会社免許一覧に掲載された41社を対象としています。 生命保険会社の数を調べると、41社という数字のほか、「国内系」「外資系」「大手4社」「生命保険協会加盟会社」など、さまざまな区分が出てきます。なお、2026年4月13日現在、生命保険協会には、日本国内で営業する生命保険会社41社すべてが加盟
7月22日読了時間: 21分


生命保険会社の経営指標 - 成績表 -
はじめに ― 生命保険会社の決算書は普通の会社と違う 生命保険会社のディスクロージャー(情報開示)には、一般企業や損害保険会社とは異なる独自の経営指標が数多く掲載されています。「基礎利益」「保有契約高」「EV(エンベディッド・バリュー)」など、初めて見る方には聞き慣れない用語も多いかもしれません。これは、生命保険が数十年にわたる超長期契約を扱い、責任準備金を積み立てながら保険金の支払いに備えるという特徴や「死差益・費差益・利差益」という三利源を収益の柱としているためです。 今回は、生命保険会社の代表的な経営指標を「規模」「収益性・効率性」「支払い能力・企業価値」の3つの視点から紹介します。 1.規模を示す指標 ― 「どのくらい事業を行っているか」 ◇ 保険料等収入(収入保険料) ― 生命保険会社の「売上高」 契約者から受け取った保険料のです。生命保険会社の事業規模を表す代表的な指標で、損害保険会社の「正味収入保険料」に近い位置付けです。 一時払い保険の販売状況によって大きく増減することがあるため、単年度だけでなく複数年の推移を見ることが大切です。
7月15日読了時間: 6分
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