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生命保険会社一覧 - 日本国内で生命保険事業を営む会社 -

  • 2 日前
  • 読了時間: 21分
生命保険会社 - 日本国内で生命保険事業を営む会社 -
生命保険会社 - 日本国内で生命保険事業を営む会社 -

生命保険会社とは


日本における生命保険会社とは、保険業法に基づき、内閣総理大臣から生命保険業の免許を受けて、国内で生命保険事業を営む会社を指します。金融庁が公表する「生命保険会社免許一覧」によると、2026年7月現在、日本で生命保険業の免許を受けている生命保険会社は41社です。


生命保険会社の数については、「42社」と記載された資料もあります。これは主に、アクサ生命保険株式会社とアクサダイレクト生命保険株式会社が別会社だった、2024年3月末以前の会社数です。

両社は2024年4月1日付で、アクサ生命を存続会社として合併しました。この合併により、生命保険会社数は42社から41社となりました。したがって、本記事では、金融庁が公表している2026年7月現在の生命保険会社免許一覧に掲載された41社を対象としています。


生命保険会社の数を調べると、41社という数字のほか、「国内系」「外資系」「大手4社」「生命保険協会加盟会社」など、さまざまな区分が出てきます。なお、2026年4月13日現在、生命保険協会には、日本国内で営業する生命保険会社41社すべてが加盟しています。ただし、「生命保険業の免許を受けている会社」と「生命保険協会に加盟している会社」は、本来は異なる概念です。現在は、免許を受けている41社すべてが生命保険協会に加盟しているため、両者の会社数が一致しています。


損害保険会社には、日本法人である「国内損害保険会社」と、海外の保険会社が日本支店を設けて営業する「外国損害保険会社」があります。一方、2026年4月13日現在、日本で生命保険業の免許を受けている41社は、外資系と呼ばれる会社を含め、すべて日本法に基づいて設立された日本法人です。そのため、生命保険会社については、免許上の「国内会社・外国会社」という区分よりも、資本関係、所属する保険グループ、主な販売チャネル、得意とする商品分野などを基準に分類する方が、業界の実態を把握しやすくなります。


本記事では、41社を、主な株主や所属グループなどをもとに、次の2つに大別しています。

  • 日本資本系の生命保険会社:29社

  • 外資系の生命保険会社:12社


ただし、「国内系」「外資系」は保険業法上の区分ではなく、本記事における便宜的な分類です。また、インターネットから申し込める会社であっても、実際には代理店や対面販売も行っている場合があります。大手生命保険会社や損害保険グループの子会社でありながら、銀行窓販や保険ショップなど、特定の販売チャネルを中心に事業を展開する会社もあります。

そのため、本記事では、各社を最も特徴が表れやすい分類に整理して掲載しています。


日本の生命保険市場の特徴


日本生命・第一生命・明治安田生命・住友生命の4社は、一般に「大手生保4社」と呼ばれています。契約者基盤、営業職員数、保有契約、総資産などの面で大きな存在感を持っています。一方、日本の生命保険市場は、損害保険市場における「3メガ損保」のように、少数のグループだけで市場の大半を占める単純な構造ではありません。かんぽ生命、外資系生命保険会社、損害保険グループ系生命保険会社、金融機関窓販を主力とする会社、ネット系生命保険会社など、多様な会社が、それぞれの市場で一定の地位を築いています。


販売チャネルも、次のように多岐にわたります。

  • 営業職員

  • 保険代理店

  • 銀行・証券会社などの金融機関

  • 来店型保険ショップ

  • インターネット

  • 通信販売

  • 郵便局

  • 税理士団体・企業団体

  • 住宅ローンを取り扱う金融機関


どの販売チャネルを主力とするかが、生命保険会社ごとに大きく異なることも、日本の生命保険業界の特徴です。


1.日本資本系生命保険会社(29社)


日本企業や国内の保険グループなどを主な株主とする生命保険会社です。

歴史の長い相互会社、大手生命保険グループの子会社、損害保険グループ傘下の会社、ネット・異業種参入型の会社など、多様なプレーヤーが存在します。


① 大手国内生命保険会社(4社)

日本生命・第一生命・明治安田生命・住友生命の4社は、一般に「大手生保4社」と呼ばれています。全国規模の営業職員組織と支社網を持ち、死亡保障、医療・介護保障、個人年金、法人保険、団体保険などを幅広く取り扱う総合生命保険会社です。

長期にわたって積み上げてきた保有契約と資産規模を背景に、日本の生命保険市場で中心的な役割を担っています。近年は国内市場だけでなく、海外保険会社への出資や買収、資産運用事業、ヘルスケア事業などにも事業領域を広げています。


日本生命保険相互会社

国内最大級の生命保険会社です。

1889年に設立され、営業職員、代理店、金融機関などの複数チャネルを通じて、個人・法人向けに幅広い保険商品を提供しています。

大樹生命、ニッセイ・ウェルス生命、はなさく生命などをグループに持ち、国内市場で異なる顧客層や販売チャネルをカバーしています。


第一生命保険株式会社

1902年創業の大手生命保険会社です。

第一ライフグループの中核となる生命保険会社として、主に営業職員を通じて個人・法人向けの生命保険を提供しています。グループ内には、金融機関窓販を主力とする第一フロンティア生命や、代理店・デジタルチャネルを中心とする第一ネオ生命があり、販売チャネルや顧客層ごとに役割を分担しています。なお、持株会社の第一生命ホールディングス株式会社は、2026年4月に「株式会社第一ライフグループ」へ商号を変更しました。


明治安田生命保険相互会社

明治生命と安田生命の合併により、2004年に誕生した大手生命保険会社です。両社の源流は、いずれも明治時代までさかのぼります。営業職員による個人向け販売に加え、企業・団体向け保険や団体年金にも強みを持ちます。健康増進を支援する商品・サービスや、地域社会との連携にも力を入れています。2025年にはイオン・アリアンツ生命を子会社化し、同社は明治安田トラスト生命へ商号を変更しました。


住友生命保険相互会社

1907年創業の大手生命保険会社です。

営業職員による対面販売を中心に、個人・法人向けに幅広い商品を提供しています。健康増進型保険「Vitality」など、保険金を支払うだけでなく、契約者の健康維持や行動変容を支援するサービスにも力を入れています。メディケア生命をグループ会社に持ち、保険ショップや乗合代理店などの代理店市場にも対応しています。


② 国内中堅・伝統系生命保険会社(6社)

大手4社には含まれないものの、長い歴史や独自の顧客基盤を持つ国内生命保険会社です。

営業職員を中心とする総合型の会社、中小企業市場に強い会社、郵便局ネットワークを活用する会社など、それぞれ異なる事業基盤を持っています。


朝日生命保険相互会社

1888年創業の歴史を持つ生命保険会社です。営業職員による対面販売を中心に、死亡保障、医療・介護保障などを提供しています。大手4社に次ぐ伝統的な国内生保の一つであり、近年は医療・介護分野を重視しています。代理店市場向けの子会社として、なないろ生命を展開しています。


富国生命保険相互会社

1923年創業の相互会社です。「フコク生命」の名称で、営業職員による個人向け販売や、企業・団体向けの保険を展開しています。堅実な財務運営を特徴とし、銀行や信用金庫などの金融機関を通じた販売については、子会社のフコクしんらい生命が主に担っています。


大同生命保険株式会社

T&D保険グループの中核会社の一つで、中小企業市場に強みを持つ生命保険会社です。税理士団体や中小企業関連団体との提携を通じて、経営者向けの死亡保障、事業保障、退職金準備などを提供しています。一般家庭への訪問販売を中心とする会社とは異なり、法人・経営者市場に軸足を置いている点が特徴です。


太陽生命保険株式会社

T&D保険グループの中核会社の一つです。家庭市場を主な顧客基盤とし、営業職員による対面販売を中心に事業を展開しています。医療・介護保障、認知症保障、シニア向け商品などに力を入れており、高齢化社会に対応した商品・サービスを積極的に提供しています。


大樹生命保険株式会社

旧三井生命保険を前身とする生命保険会社です。2019年に現在の社名へ変更しました。日本生命グループに属しながら、独自の営業職員組織と顧客基盤を維持しています。個人向けの死亡保障や医療保障に加え、企業・団体向け商品も取り扱っています。


株式会社かんぽ生命保険

日本郵政グループの生命保険会社です。旧日本郵政公社の簡易生命保険事業を引き継ぎ、2007年に営業を開始しました。全国の郵便局ネットワークを主要な販売・サービス基盤としている点が最大の特徴です。都市部だけでなく、生命保険会社の営業拠点が少ない地域にも広い顧客接点を持っています。


③ 大手生保グループ・代理店/金融機関型(9社)

大手・中堅生命保険会社のグループに属し、親会社とは異なる販売チャネルや顧客層を担当する会社です。銀行、証券会社、信用金庫、来店型保険ショップ、乗合代理店などを主な販売チャネルとし、一時払い終身保険、個人年金保険、外貨建保険、変額保険、医療保険など、販売先に合わせた商品を提供しています。この区分には、金融機関を通じた個人保険販売だけでなく、住宅ローンに付帯する団体信用生命保険を主力とする会社も含めています。


第一フロンティア生命保険株式会社

第一ライフグループの生命保険会社です。銀行や証券会社などの金融機関窓販を主な販売チャネルとしています。一時払い終身保険、個人年金保険、外貨建保険、変額保険など、資産形成・資産承継に関係する商品を中心に提供しています。


第一ネオ生命保険株式会社

第一ライフグループの生命保険会社です。旧ネオファースト生命保険株式会社から、2026年4月に第一ネオ生命保険株式会社へ商号を変更しました。営業職員を中心とする第一生命本体とは異なり、保険代理店、来店型保険ショップ、インターネットなどを通じた販売を担っています。医療保障や死亡保障など、比較的シンプルな保障性商品を中心に展開しています。


ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社

日本生命グループの生命保険会社です。旧マスミューチュアル生命を前身とし、金融機関窓販を主力としています。外貨建保険、個人年金保険、一時払い商品など、資産形成・資産承継ニーズに対応する商品を多く取り扱っています。


はなさく生命保険株式会社

日本生命グループが設立した生命保険会社で、2019年に営業を開始しました。保険代理店や来店型保険ショップを主な販売チャネルとし、医療保険、がん保険、死亡保険などを提供しています。日本生命本体とは異なる商品設計と販売チャネルを担っています。


フコクしんらい生命保険株式会社

富国生命グループの生命保険会社です。銀行、信用金庫などの金融機関窓販を中心に事業を展開しています。個人年金保険や終身保険など、貯蓄、資産形成、相続対策に関係する商品を金融機関の顧客向けに提供しています。


明治安田トラスト生命保険株式会社

明治安田生命グループの生命保険会社です。旧イオン・アリアンツ生命保険株式会社が明治安田生命の子会社となったことに伴い、2025年10月に現在の社名へ変更しました。2025年6月末をもって個人保険の新規販売を停止し、既契約の維持・保全を行う一方、現在は住宅ローンなどに付帯する団体信用生命保険の販売に注力しています。かつて販売していた医療保険、変額保険、変額年金保険などの既契約については、引き続き維持・管理を行っています。


メディケア生命保険株式会社

住友生命グループの生命保険会社です。保険ショップや乗合代理店、インターネットなどを通じて、医療保険や死亡保険を販売しています。営業職員チャネルを中心とする住友生命本体とは異なり、複数社の商品を比較する代理店市場に適した商品を提供しています。


なないろ生命保険株式会社

朝日生命グループの生命保険会社で、2021年に営業を開始しました。保険ショップや乗合代理店を主な販売チャネルとし、医療保険、がん保険、特定疾病保障など、第三分野の商品を中心に提供しています。営業職員チャネルを主力とする朝日生命本体とは、異なる顧客層を担当しています。


T&Dフィナンシャル生命保険株式会社

T&D保険グループの生命保険会社です。太陽生命、大同生命とともに、T&D保険グループの生命保険事業を構成しています。金融機関や来店型保険ショップなどの乗合代理店市場を通じた生命保険販売を中心としており、一時払い終身保険、個人年金保険、外貨建保険など、資産形成・資産承継ニーズに対応する商品を提供しています。


④ 損害保険グループ系生命保険会社(4社)

大手損害保険グループの傘下にある生命保険会社です。損害保険会社が持つ全国の代理店網や法人顧客基盤を活用し、死亡保障、医療・がん保障、就業不能保障などを提供しています。銀行窓販に特化した会社もあり、同じ損害保険グループ内でも販売チャネルによって役割が分かれています。


東京海上日動あんしん生命保険株式会社

東京海上グループの生命保険会社です。東京海上日動火災の代理店網などを活用し、個人・法人向けに死亡保険、医療保険、がん保険などを提供しています。損害保険と生命保険を同じ代理店で提案できることが、損保系生保の強みの一つです。


三井住友海上あいおい生命保険株式会社

MS&ADインシュアランスグループの生命保険会社です。三井住友海上やあいおいニッセイ同和損害保険の代理店網を通じて、個人・法人向けの死亡保障、医療保障などを提供しています。損害保険と生命保険の一体提案を主要な事業基盤としています。


三井住友海上プライマリー生命保険株式会社

MS&ADインシュアランスグループの生命保険会社です。銀行や証券会社などの金融機関窓販に特化しています。一時払い終身保険、外貨建保険、変額保険、個人年金保険など、資産形成・資産承継分野の商品を主力としています。


SOMPOひまわり生命保険株式会社

SOMPOグループの生命保険会社です。損保ジャパンの代理店網などを活用し、医療保険、がん保険、死亡保険などを展開しています。健康診断結果や生活習慣の改善を意識した商品・サービスなど、保険と健康支援を組み合わせた「Insurhealth」の取り組みに力を入れています。


⑤ ネット・金融・異業種参入型(6社)

インターネット、金融、通信、EC、冠婚葬祭など、従来の営業職員組織とは異なる基盤を活用して生命保険事業を展開する会社です。ネット申し込みを中心とする会社だけでなく、独自のコンサルティング営業、グループの金融サービス、既存会員基盤などを活用する会社も含まれます。


ソニー生命保険株式会社

ソニーフィナンシャルグループの生命保険会社です。ライフプランナーと呼ばれる営業担当者によるコンサルティング型の販売を特徴としています。顧客の家計や将来設計を踏まえた保障提案に強みを持ち、死亡保障、学資保険、変額保険、法人向け保険などを取り扱っています。インターネット専業ではありませんが、電機・金融グループを母体とし、従来の大手生保とは異なる事業モデルで成長した会社として、この区分に掲載しています。


オリックス生命保険株式会社

オリックスグループの生命保険会社です。保険代理店、通信販売、インターネット、金融機関など、多様な販売チャネルを持っています。医療保険、死亡保険、がん保険などの個人向け保障商品に強く、複数のチャネルを組み合わせて幅広い顧客層に販売しています。


ライフネット生命保険株式会社

2008年に営業を開始したネット生保の代表的な会社です。インターネットを主な販売チャネルとし、死亡保険、医療保険、就業不能保険などを提供しています。商品内容や保険料を分かりやすく示し、利用者が自ら比較・検討して加入するモデルを基本としています。


SBI生命保険株式会社

SBIグループの生命保険会社です。インターネットを活用した販売に加え、代理店などを通じて死亡保険、医療保険、就業不能保険を提供しています。SBIグループが展開する証券、保険などの金融サービスやデジタル基盤との連携を生かせる点が特徴です。なお、住信SBIネット銀行については、SBIホールディングスが保有株式をNTTドコモへ譲渡しているため、現在は単純にSBIグループ内の銀行として位置付けることはできません。


楽天生命保険株式会社

楽天グループの生命保険会社です。インターネットや代理店を通じて、医療保険、死亡保険、がん保険などを提供しています。楽天会員基盤や楽天ポイントなど、EC、カード、銀行、証券を含む楽天グループのサービスとの連携を特徴としています。


みどり生命保険株式会社

冠婚葬祭互助会を展開するベルコグループの生命保険会社です。葬儀費用や相続準備などと親和性の高い終身保険を中心に、グループの顧客基盤や募集代理店を通じて商品を提供しています。特定の生活場面と生命保険を組み合わせた、異業種参入型の会社といえます。


2.外資系生命保険会社(12社)


海外の保険・金融グループを主な株主とする、日本法人の生命保険会社です。損害保険分野では、海外の保険会社が日本支店として営業するケースがあります。一方、2026年4月13日現在の外資系生命保険会社は、いずれも日本法人として生命保険業の免許を受けています。

「外資系」は保険業法上の区分ではなく、主な株主や所属する保険グループを基準とした一般的な呼び方です。外資系生保には、営業職員や専属代理店によるコンサルティング営業に強い会社、乗合代理店で医療・がん保険を販売する会社、銀行窓販に特化する会社、中小企業・経営者市場を得意とする会社などがあります。「外資系」という一つの分類にまとめられるものの、会社ごとの事業モデルは大きく異なります。


① 営業職員・コンサルティング型(4社)

営業担当者が顧客の家族構成、収入、将来設計、法人経営上の課題などを確認し、個別に保障を設計する販売モデルを重視する会社です。死亡保障や法人向け保障に強く、比較的高額な契約や個別性の高い提案を得意としています。


プルデンシャル生命保険株式会社

米国プルデンシャル・ファイナンシャルグループの生命保険会社です。ライフプランナーによるコンサルティング営業を特徴とし、顧客の家族構成やライフプランに応じた個別設計型の保障提案を行っています。個人向けの死亡保障に加え、経営者・法人市場にも強みを持ちます。


ジブラルタ生命保険株式会社

プルデンシャル・ファイナンシャルグループの生命保険会社です。旧協栄生命や旧AIGエジソン生命などの事業基盤を引き継いでいます。営業職員による対面販売を中心とし、個人・法人向けの死亡保障や医療保障などを提供しています。教職員団体など、特定の職域・団体との関係にも特徴があります。


メットライフ生命保険株式会社

米国メットライフグループの生命保険会社です。日本では長い事業実績を持つ外資系生保の一つです。コンサルタント社員、保険代理店、金融機関、通信販売など、多様な販売チャネルを持ち、死亡保障、医療・がん保障、外貨建保険などを幅広く提供しています。


アクサ生命保険株式会社

フランスを本拠地とするAXAグループの生命保険会社です。営業社員、商工会議所などとの提携、保険代理店、金融機関、インターネットなどを通じて、個人・法人向けの商品を展開しています。中小企業の経営者・従業員向け保障や健康経営支援にも力を入れています。2024年4月1日にはアクサダイレクト生命保険株式会社を吸収合併し、同社が展開していたインターネットによる生命保険事業を引き継ぎました。この合併により、日本で免許を受けている生命保険会社数は、42社から41社となりました。


② 代理店・医療保障型(4社)

保険代理店、来店型保険ショップ、通信販売、インターネットなどを通じて、医療保険、がん保険、死亡保険などを提供する会社です。複数社の商品を比較する代理店市場で選ばれるよう、保障内容の分かりやすさ、特定疾病への手厚い保障、保険料水準などで差別化しています。


アフラック生命保険株式会社

米国アフラックグループの生命保険会社です。1974年に日本でがん保険の販売を開始し、第三分野保険の代表的な会社として成長しました。がん保険や医療保険に強く、保険代理店、金融機関、企業・団体など、幅広い販売網を持っています。2018年に外国保険会社の日本支店から日本法人へ移行しました。


FWD生命保険株式会社

香港を拠点に事業を展開するFWDグループの生命保険会社です。旧AIG富士生命、旧富士生命の事業基盤を引き継いでいます。保険代理店を主な販売チャネルとし、医療保険、がん保険、死亡保険、収入保障保険などを提供しています。


チューリッヒ生命保険株式会社

スイスのチューリッヒ・インシュアランス・グループに属する生命保険会社です。保険代理店や通信販売、インターネットなどを通じて、医療保険、がん保険、就業不能保障などを提供しています。2021年に外国保険会社の日本支店から日本法人へ移行しました。


マニュライフ生命保険株式会社

カナダのマニュライフ・ファイナンシャルグループの生命保険会社です。保険代理店などを通じて、死亡保障、医療保障、外貨建保険、変額保険などを提供しています。保障機能と資産形成機能を組み合わせた商品にも特徴があります。


③ 金融機関窓販・資産形成特化型(3社)

銀行や証券会社などの金融機関を通じて、貯蓄性・運用性のある生命保険商品を販売する会社です。一時払い終身保険、個人年金保険、外貨建保険、変額保険などを主力とし、死亡保障だけでなく、老後資金準備、相続・贈与、資産承継といったニーズに対応しています。団体信用生命保険など、金融機関が提供するローンと組み合わせた保障を得意とする会社もあります。


カーディフ生命保険株式会社

フランスのBNPパリバグループに属する生命保険会社です。銀行などの金融機関との提携を中心とする「バンカシュアランス」を特徴とし、住宅ローンに付帯する団体信用生命保険などに強みを持っています。金融機関の商品・サービスに生命保険を組み込んで提供する事業モデルが特徴です。


クレディ・アグリコル生命保険株式会社

フランスのクレディ・アグリコルグループに属する生命保険会社です。銀行や証券会社などの金融機関を主な販売チャネルとし、変額年金保険、変額終身保険など、資産形成ニーズに対応する商品を中心に提供しています。


プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社

プルデンシャル・ファイナンシャルグループの生命保険会社で、「PGF生命」の名称で事業を展開しています。銀行や保険代理店などを主な販売チャネルとし、外貨建保険、終身保険、個人年金保険など、資産形成・資産承継に関係する商品を提供しています。同じグループに属するプルデンシャル生命やジブラルタ生命が対面のコンサルティング営業に強みを持つのに対し、PGF生命は金融機関・代理店市場を主な事業基盤としています。


④ 法人・経営者市場特化型(1社)

中小企業の経営者や法人を主要な顧客とし、経営者の死亡、事業承継、役員退職金、企業の財務リスクなどに対応する生命保険会社です。個人の医療・死亡保障を幅広く販売する会社とは異なり、法人の経営課題に合わせた保障提案を得意としています。


エヌエヌ生命保険株式会社

オランダを本拠地とするNNグループの生命保険会社です。中小企業の経営者や法人を主要な顧客層とし、経営者の死亡保障、事業保障、事業承継、退職金準備などに対応する商品を提供しています。代理店チャネルを通じた法人保険に強い会社です。


生命保険会社41社の分類一覧

区分

社数

主な特徴

大手国内生命保険会社

4社

営業職員網、契約者基盤、資産規模で業界の中心を担う

国内中堅・伝統系

6社

長い歴史、法人市場、郵便局など独自の基盤を持つ

大手生保グループ・代理店/ 金融機関型

9社

親会社とは異なる販売チャネル、顧客層、商品分野を担当

損害保険グループ系

4社

損害保険代理店網や金融機関を通じて生命保険を販売

ネット・金融・異業種参入型

6社

ネット、金融、EC、コンサルティングなど独自の接点を活用

外資系・営業職員/ コンサルティング型

4社

個別設計型の死亡保障や法人・経営者市場に強み

外資系・代理店/医療保障型

4社

医療・がん保障や代理店販売、比較販売市場に強み

外資系・金融機関窓販/資産形成型

3社

金融機関を通じて団信、資産形成・資産承継商品を販売

外資系・法人/経営者市場特化型

1社

中小企業・経営者向け保障を専門的に展開

合計

41社

日本資本系29社、外資系12社

まとめ


日本の生命保険市場には、大手4社を中心とする伝統的な営業職員型の会社だけでなく、外資系、損保系、銀行窓販型、ネット系、異業種参入型など、多様な会社が存在します。損害保険業界が「上位3グループへの集約と、専門会社の多様化」という構造を持つのに対し、生命保険業界では、大手生保、かんぽ生命、外資系生保、損保系生保、金融機関窓販会社などが、それぞれ異なる販売チャネルと商品分野で市場を形成しています。


生命保険会社を整理するときは、単に国内系か外資系かを見るだけでなく、次の点を確認することが重要です。

  • どの保険グループに属しているか

  • 営業職員、代理店、銀行、インターネットなど、どの販売チャネルを主力としているか

  • 死亡保障、医療保障、法人保険、資産形成、団体信用生命保険など、どの分野を得意としているか

  • グループ内の他の生命保険会社と、どのように役割を分担しているか


この記事では、金融庁が公表している2026年7月現在の生命保険会社免許一覧に掲載された41社をベースに、資本関係、所属グループ、販売チャネル、主力分野に応じて紹介しました。2024年3月末時点では生命保険会社は42社でしたが、2024年4月1日にアクサ生命とアクサダイレクト生命が合併したため、現在は41社となっています。


大手生命保険会社が幅広い商品を総合的に提供する一方、グループ子会社や外資系、ネット系の会社は、特定の商品や販売チャネルに経営資源を集中させています。「大手を中心としながら、販売チャネルや商品分野ごとに会社が細分化されている」という点が、現在の生命保険業界の姿です。


なお、本記事における「日本資本系29社」「外資系12社」という区分や、販売チャネル別の分類は、保険業法上の区分ではありません。各社の資本関係や事業上の特徴を理解しやすくするための便宜的な分類です。


参考資料



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