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日本国内で損害保険事業を営む会社

  • 執筆者の写真: 俊輔 藤﨑
    俊輔 藤﨑
  • 6月9日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月8日

損害保険会社 - 日本国内で損害保険事業を営む会社 -
損害保険会社 - 日本国内で損害保険事業を営む会社 -

日本における損害保険会社とは、保険業法に基づいて金融庁から免許登録・許可を受けて、日本国内で損害保険事業を営む会社を意味します。2025年度時点で、損害保険会社の数は57社となっており、構成は以下の通りです。


◇国内損害保険会社:35社

  (日本法人として損害保険事業を営む会社)

◇外国損害保険会社:21社

  (外国の法令に準拠して保険事を行い、日本国内の現地支店を通じて事業を営む会社)

◇免許特定法人:1社

  (ザ・ソサイエティ・オブ・ロイズの1社のみ。総代理店がロイズのメンバーを代表して日本で高額リスクを引き受ける)


日本における損害保険市場は、東京海上ホールディングス、MS&ADホールディングス、SOMPOホールディングスの“メガ損保”と呼ばれる3グループが、収入保険料の約9割のシェアを占める寡占市場となっています。日本では、保険代理店経由の販売が主流ですが、外資系の損害保険会社を中心にネットで契約できるダイレクト型保険も一定浸透しています。

外資系では、AIG損保を中心に代理店チャネルを主力とする損害保険会社も存在しますが、企業リスクや海上保険や再保険等のニッチな市場を主力とする企業が多数を占めます。


図では、たくさんある損害保険会社を整理するときによく使われる分類をもとにまとめました。

  • 三メガ損保(東京海上グループ・MS&ADグループ・SOMPOグループ)

  • 国内中堅

  • ネット系

  • 国内生保系

  • 専門商品型(ペット・旅行 等)

  • AIGグループ

  • 再保険専業

  • 代理店型外資

  • 企業保険特化型外資

  • 船舶責任保険専業


損害保険会社 - 業界の位置づけ -
損害保険会社 - 業界の位置づけ -

参考として、損害保険業界の会社数を他業界と比較してみました。(総資産額も加えて比較しました。)金融業界は、銀行・証券・生命保険・損害保険・リースの大きく5つに分類することができます。損害保険業界は、資本金や財務状況等に求められる設立要件が厳しく、金融庁による厳格な審査が存在するため、新規参入が難しいです。そのため、生命保険と並んで企業数が少ないです。また、基本的に1年契約であり、長期で運用する資産は多くないため、総資産も少ないという特徴が見られます。

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