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損害保険業界の枠組み

  • 執筆者の写真: 俊輔 藤﨑
    俊輔 藤﨑
  • 5月6日
  • 読了時間: 1分

更新日:7月7日

損害保険業界の枠組み
損害保険業界の枠組み

日本で保険を販売する保険会社は、保険業法により、生命保険業免許を受けた生命保険会社、損害保険業免許を受けた損害保険会社、外国保険業者のうち内閣総理大臣の免許を受けた外国保険会社に分けられており、また、保険会社の事業年度は保険業法第109条により4月1日から翌年3月31日までとされています。


金融庁は、保険会社を含む金融機関を監督・規制する行政機関であり、保険業法や関連法令に基づいて保険会社の財務健全性、業務運営の適正性、契約者保護の徹底などを目的とした監督を行っています。具体的には、保険会社への立入検査や報告義務の指導、業法改正などの制度設計を通じて、金融システム全体の安定と消費者の信頼確保に努めています。


日本損害保険協会は、損害保険会社が加盟する業界団体であり、保険制度やサービスの向上、業界の自主規制、消費者啓発活動などを担います。協会は法的な強制力は持ちませんが、業界内の共通課題への対応や、金融庁との対話を通じた政策提言など、業界の「代弁者」として重要な機能を果たしています。つまり、金融庁が制度の「監督者」であるのに対し、日本損害保険協会は業界の「調整役・推進者」として、両者は制度と現場をつなぐ関係にあります。



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