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私的保険と公的保険

  • 執筆者の写真: 俊輔 藤﨑
    俊輔 藤﨑
  • 4月9日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月7日



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保険制度は、大きく私的保険と公的保険に分けることができます。私的保険とは、損害保険会社、生命保険会社、各種共済等の民間事業者が提供する保険であり、公的保険とは、社会政策または経済政策的理由から実施される保険で、社会保険と産業保険があります。


公的保険は、国や自治体が法律に基づいて運営する制度で、社会全体の生活保障を目的としています。代表的なものには、健康保険・介護保険・雇用保険・年金保険(厚生年金・国民年金)等があります。これらは国民全員が加入対象となり、所得や職業に応じて保険料を支払い、病気や失業・老後などに備える仕組みです。国が財政的に支えることで、誰もが最低限の保障を受けられるよう設計されています。


一方、私的保険は民間の保険会社が提供する商品で、個人や企業が任意で加入します。損害保険(自動車保険・火災保険・傷害保険 等)や生命保険(死亡保険・医療保険・がん保険 等)などが含まれ、公的保険でカバーしきれないリスクに備える役割を持ちます。保障内容や保険料は自由に選択できるため、個々のニーズに応じた柔軟な設計が可能です。


このように、公的保険は「社会的な最低保障」、私的保険は「個人の選択による上乗せ保障」という性格を持ち、両者を組み合わせることで、より安心な生活設計が可能となります。

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