top of page
最新のコンテンツ


解約返戻金 - 途中でやめたらどうなるのか -
解約返戻金イメージ 1. 途中で保険をやめたらどうなるのか 「長年保険料を払い続けてきたのに、解約したら損をするのか」 生命保険を継続していると、一度はこんな疑問を抱くのではないでしょうか。実際には、解約した際に「解約返戻金(かいやくへんれいきん)」が支払われる商品と、ほとんど返戻金がない商品があります。なぜこのような違いが生じるのか。その答えは、第4回で解説した「責任準備金」の仕組みにあります。 今回は、解約返戻金とは何か、どのように決まるのか、なぜ早期解約では返戻金が少なくなるのかを解説します。 2. 解約返戻金とは何か 解約返戻金とは、生命保険契約を途中で解約した際に、保険会社から契約者へ払い戻されるお金のことです。保険会社は契約期間中、将来の保険金支払いに備えて保険料の一部を積み立てており、契約を途中で終了した際にその一部が返還されます。 ただし、すべての商品に解約返戻金があるわけではありません。定期保険のような掛け捨て型では解約返戻金はないか極めて少額です。一方、終身保険・養老保険・個人年金保険など積立要素を持つ商品では解約返戻金が発生
13 時間前読了時間: 4分


責任開始 - 保障はいつから始まるのか -
1. 申込んだ瞬間から保障は始まるのか? 「生命保険に申込みをしたから、もう保障は始まっているはず」 そう思っている方は少なくありません。しかし実際には、申込みをしただけでは保障は始まりません。たとえば、保険ショップで申込書を書いた翌日に入院した場合でも、条件が揃っていなければ給付金が支払われないケースがあります。 生命保険は数十年単位にわたって大きな保障を提供する契約です。そのため保険会社は「誰が」「どのような健康状態で」「どの時点から保障するか」を明確に定めています。この「保険会社が保障の責任を負い始めるタイミング」を責任開始(責任開始日)と呼びます。 今回は、保障はいつから始まるのか、なぜすぐに保障されないのか、そして実務上の注意点を解説します。 2. 責任開始とは何か 責任開始とは、保険会社が正式に保障の責任を負い始めるタイミングのことです。責任開始日以降に、死亡・高度障害・入院・手術などの保険事故が発生した場合に、契約内容に応じた保険金・給付金が支払われます。 逆に言えば、責任開始前に発生した事故や病気は原則として保障対象外です。生命保
3 日前読了時間: 6分


責任準備金と資産運用の関係 - なぜ生命保険会社は巨額の資産を運用しているのか -
生命保険会社はなぜ巨額の資産を持っているのか 生命保険会社の決算資料を見ると、総資産が数十兆円規模に達していることがあります。 生命保険業界全体の積立金額は、300兆円を優に超えます。 「なぜ保険会社はそれほど大きな資産を持っているのか?」 「保険会社は投資会社なのか?」 そのように感じる方もいるかもしれませんが、その最大の理由はシンプルです。将来の保険金・給付金の支払いに備えるためです。 生命保険は、契約してから数十年後に保険金が支払われることも珍しくありません。終身保険や個人年金保険では、契約から30〜40年後に支払いが発生するケースもあります。つまり生命保険会社は「将来支払う約束のお金」を長期間にわたって大量に預かっているのです。その中心となるのが「責任準備金」です。 今回は、責任準備金がどのように積み立てられ、どのように運用されているかを解説します。 責任準備金とは何か 責任準備金とは、将来の保険金・給付金の支払いに備えて、生命保険会社が積み立てているお金のことです。 前回の記事で解説した「平準保険料」を思い出してください。若い時期は死亡
7 日前読了時間: 5分


自然保険料と平準保険料 - 保険料はなぜ毎年上がらないのか -
自然保険料と平準保険料 1. 保険料はなぜ毎年上がらないのか 生命保険に加入すると、契約時に決まった保険料を長期間払い続けます。ここで素朴な疑問が生まれます。 「年齢が上がるほど死亡リスクは高くなるのに、なぜ保険料は毎年上がらないのか?」 年齢ごとのリスクに応じて毎年保険料を計算すると、保険料は年齢とともに上昇するはずです。この「リスクをそのまま反映した保険料」を自然保険料と呼びます。 一方、生命保険では長期間にわたって継続しやすくするため、保険料を一定額に調整する仕組みが採用されています。これが平準保険料です。今回はこの2つの違いを整理します。 2. 自然保険料とは何か 自然保険料とは、年齢ごとの死亡リスクに応じて計算される「ありのままの保険料」です。若いほど死亡リスクが低く、高齢になるほどリスクが高まるため、自然保険料は年齢とともに上昇していきます。20代では低い保険料で済みますが、60〜70代になると必要な保険料も大きく跳ね上がります。 自然保険料の問題点 年齢を重ねるほど保険料負担が重くなり、高齢期には継続が難しくなる可能性があります。長
5月19日読了時間: 3分


保険料の構成 - 純保険料と付加保険料 -
保険料の構成 - 純保険料と付加保険料 - 1. 保険料の「中身」を考えたことはありますか? 生命保険に加入すると、毎月または毎年、保険料を支払います。しかし、その保険料が具体的に何に使われているかまで意識する機会は多くないかもしれません。 毎月の保険料は、すべて将来の保険金支払いに使われるのか 保険会社の人件費やシステム費用は、どこから支払われているのか 同じような保障内容でも、会社によって保険料が違うのはなぜか これらの疑問を解くカギが、保険料の構成です。 生命保険の保険料は、大きく2つの要素から成り立っています。 純保険料 :将来の保険金・給付金支払いに備える部分 付加保険料 :保険会社の事業運営に必要な費用に充てられる部分 前回は「予定死亡率」「予定利率」「予定事業費率」という予定基礎率を解説しました。今回はその続きとして、実際の保険料がどのような構造になっているかを見ていきます。 2. 純保険料とは何か 純保険料とは、将来の保険金・給付金の支払いに充てられる保険料部分のことです。死亡保険金や入院給付金など、契約者に約束した保障を実
5月16日読了時間: 5分


生命保険の保険料はどう決まるのか
保険料設計を支える「予定基礎率」の考え方 1. 保険料の金額に疑問を持ったことはありますか? 生命保険に加入するとき、こんな疑問を感じたことはないでしょうか。 なぜ同じ保障内容なのに、年齢によって保険料が違うのか 男性と女性で保険料が異なるのはなぜか 同じ死亡保険でも、会社によって価格差があるのはどうしてか 実は、生命保険の保険料は"なんとなく"決められているわけではありません。膨大な統計データと数理的な考え方に基づいて、合理的に設計されています。 保険会社は、将来どの程度の保険金支払いが発生するか、どれくらい運用益を見込めるか、事業運営にどれほどコストがかかるか——これらを予測しながら保険料を決定しています。その中心にあるのが「予定基礎率」という考え方です。 今回は、生命保険の保険料設計の根幹となる「予定基礎率」を解説します。 2. 保険料を決める3つの要素(予定基礎率) 生命保険の保険料は、主に以下3つの「予定基礎率」に基づいて計算されます。 予定死亡率 予定利率 予定事業費率 これらは、将来を予測するための"前提条件"です。 2-1. 予定
5月14日読了時間: 5分
コンテンツ一覧ページでは、過去の全ての記事を閲覧することができます。
クライアントに寄り添う
保険業界に特化したコンサルティングファーム
”かどるあ”は、英語のCuddle Up(寄り添う)からネーミングしました。
その名の通り、お客様と一緒に肩を並べて、保険業界の現場でプロジェクトをやりきるファームとして、活動しています。
bottom of page